診療案内
小児科
内科と同様、専門の小児喘息、アレルギー疾患を中心に小児科全般を診療いたします。医師による診察のもと、必要な際には、血液検査・X線検査を行い、より正確な診断に努めております。初期診療の結果によって、専門的な検査・治療・入院加療が必要と診断した場合は、診断結果にちなんだ医療機関へのご紹介をさせていただきます。
子どもによくみられる症状
■発熱 ■鼻水、鼻づまり ■咳、痰 ■喉の痛み ■ゼーゼーする ■ひきつけ(痙攣) ■お腹が痛い ■おう吐、下痢 ■便秘 ■湿疹(ブツブツ) ■肌のカサつき ■機嫌が悪い ■泣き方がいつもと違う ■何となく元気が無い ■顔色が悪い ■食欲が無い ■おねしょ(夜尿症)等
子どもが発症しやすい病気
■感冒 ■突発性発疹 ■インフルエンザ ■急性中耳炎 ■ヘルパンギーナ ■咽頭結膜熱(プール熱) ■流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) ■扁桃炎 ■水痘(水ぼうそう) ■麻疹(はしか) ■風疹 ■手足口病 ■溶連菌感染症 ■りんご病(伝染性紅斑) ■水いぼ(伝染性軟属腫) ■とびひ(伝染性膿痂疹) ■ウイルス性胃腸炎 ■アトピー性皮膚炎 ■気管支喘息 ■花粉症(アレルギー性鼻炎) ■おむつかぶれ ■あせも ■肺炎等
皮膚科
皮膚が原因とされる症状や疾患で、主に保険診療の範囲とされる診察や検査、診断結果に沿った治療を行っています。
主に、湿疹・かぶれ・肌のかゆみ・水ぶくれ・にきび・水虫・虫刺され等がある時はお気軽にご相談ください。
以下のような皮膚症状があればご相談ください。
■湿疹 ■かぶれ ■かゆみ ■アトピー性皮膚炎 ■じんましん ■乾燥肌 ■にきび ■水虫(足白癬) ■虫刺され ■帯状疱疹等
皮膚科でよくみられる疾患
湿疹
湿疹は、原因のよくわからない皮膚にできたブツブツを総称した呼び名です。発症の仕組みとして、最初に発赤が見られた後、水ぶくれの発疹が現れ、最終的には落屑(乾燥した状態になって、フケのように皮膚が剥がれ落ちる)という流れが見られます。かゆみで擦ってしまうと症状は次第に悪化していきます。よく似た症状にかぶれ(接触皮膚炎)があります。湿疹との違いは症状が異なるわけではなく、原因が特定されているか否かです。原因となる物質に触れたことで湿疹が現れたという場合、かぶれと診断され、アレルギー血液検査・皮膚テストを行い、診断と結果に沿った治療にうつります。
一般内科
風邪やインフルエンザをはじめ、腹痛、嘔吐・吐き気、下痢、胸が痛い・苦しい、熱中症といった急性疾患を中心に内科全般を診療致します。過食、偏食、運動不足、喫煙、多量のアルコール摂取、ストレスが原因になって発症する生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧症)などの慢性疾患もご相談ください。生活習慣病は、発症初期は自覚症状がみられず、無治療が続くと 、動脈硬化を進行させ、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病三大合併症(網膜症、腎症、神経障害)等を発症してしまう可能性が高いです。
定期的な健康診断で、生活習慣病に関する体の異常(高血糖、脂質異常、高尿酸血症、高血圧)の指摘や生活習慣病予備軍と診断された方はご相談ください。当院では、治療や予防対策も行っています。治療・予防で欠かせないのが生活習慣の改善です。それでも改善困難な時は薬物療法を実施しております。
以下のような症状があればご相談ください
■発熱 ■咳、鼻水、喉の痛み ■お腹の調子が悪い(腹痛、便秘・下痢等) ■ お腹が張る ■吐き気、嘔吐 ■胸やけ ■食欲不振 ■胸痛、圧迫感 ■頭痛 ■立ちくらみ ■動悸 ■息切れ ■むくみ ■ 喉の渇き ■ 尿の異常(出にくい、近い、血が混じる等) ■ 発疹 ■疲労感 ■急な体重の増減等
内科で診療する主な疾患
急性疾患
感冒、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気、嘔吐)、尿道・膀胱炎、熱中症等
慢性疾患
生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症(痛風))、貧血、頭痛、骨粗しょう症、便秘等
アレルギー科
アレルギーが原因で発症する、気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎等を中心に診療致します。体内に侵入しようとするウイルスや細菌等の異物を阻止する免疫機能というのが人間には備わっていますが、花粉や食物といった体に害を与えないものにまで過剰に反応することがあります。これにより様々な症状が起きるのがアレルギー反応と呼ばれます。同反応は4つのタイプ(Ⅰ型~Ⅳ型)に分類されますが、大体が即時型、アナフィラキシー型と呼ばれるⅠ型です。アレルギー疾患が疑われる場合は、呼吸生理検査、アレルギー検査にて、より正確に診断します。
当診療科で扱う主なアレルギー疾患
診療内容
喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎
代表的なアレルギー疾患
喘息
気道粘膜の慢性的な炎症により、空気の通り道である気管支が狭窄し、咳、痰、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音)、呼吸困難を伴う喘息発作を起こします。喘息発作の原因となる炎症は、アトピー型と非アトピー型がありますが、小児では9割以上、成人でも7割の方がアトピー型と呼ばれ、アレルゲンとしては、花粉、ダニ、ペットが原因に挙げられます。感冒、タバコの煙、薬剤(アスピリン)等が喘息発作の原因とされます。
検査、治療
診察にて症状の詳細を確認し、胸部X線・CTによって他疾患を除外した後、気流閉塞を調べる呼吸機能検査、呼吸抵抗検査、やアレルギーを調べる呼気中一酸化窒素測定、血液検査、皮膚テストにより、より細かく診断します。治療として、気道炎症を抑える吸入ステロイド薬、抗アレルギー剤と気管支を広げる気管支拡張薬を使用します。
花粉症・アレルギー性鼻炎
花粉やハウスダストが原因でアレルギー反応を起こす疾患になります。主にスギ花粉やダニが原因となることが多く、ヒノキ、ハンノキ、カモガヤ、イネ、ブタクサ、ヨモギ等の花粉やカビが原因になることもあります。くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみ、異物感、充血等の症状がみられます。悪化すると、咳、頭痛、微熱、倦怠感、イライラ感、不眠、体や顔のほてり、下痢等が現れることもあります。この状態を放置すれば、肉体面だけでなく精神面でもダメージを受けるようになり、集中力を欠いたり、様々なことに意欲が湧かなくなったりします。
検査、治療
アレルゲンが何かを調べる検査(血液検査、皮膚テスト)を実施します。くしゃみ、鼻水、鼻づまりに抗アレルギー薬を内服し、効果が不十分な場合は点鼻ステロイドを併用します。目のかゆみ、異物感 には、抗アレルギー点眼薬を使用します。スギ花粉症、ダニアレルギーにおいては現在唯一の根治療法であるスギ花粉、ダニアレルゲン舌下免疫療法をお勧めしております。
アトピー性皮膚炎
強いかゆみのある湿疹が全身性に左右対称に発症する特徴があり、寛解増悪を慢性的に繰り返します。かゆみのために掻いてしまうと悪化し、感染症(小児の場合、とびひ、水いぼ 等)を併発させる可能性があります。 同疾患は、年齢によって発症部位が変化します。乳児では主に頭や顔に発症し、1歳を過ぎる頃には湿疹の発生部位は乾燥し、カサカサになります。幼小児期になると、肘や膝の内側、首の周囲等に発症するようになり、成人では、頭・首・胸・背中等上半身に起きやすくなります。成長するにつれて治るケースが多かったが、最近では、成人になっても症状が治まらない、成人後に発症したという患者さんも見られるようになりました。
検査、治療
かゆみのある特徴的な発疹を繰り返しているというケースにアトピー性皮膚炎と診断されます。アレルギー反応を起こす原因を調べるために血液検査、皮膚テストを実施します。治療としては、皮膚の炎症についてはステロイド、免疫抑制剤外用や抗アレルギー薬内服を使用します。また、保湿を徹底することが重要になってきます。